ということで多種多様に渡る1031 Exchange、今回のクライアントは米国在住、現保有物件売却後、既存物件購入予定ですので、Delayed Exchangeと呼ばれる制度を利用することになります。別名、Forward Exchangeとも呼ばれるこの制度、現物件売却後、45日以内に新たに購入する物件の契約締結、その後、180日以内にクロージングを済ませる必要があります。
通常、180日以内のクロージングは問題ありませんので、障害になるとしたら45日以内の購入契約締結ですね。というのも米国不動産はここ数年間、慢性的に在庫不足、つまり買いたい物件がなかなか見つからない、もしくは見つかっても人気の家には複数オファーが殺到するため、他の買い手に競り負けるといった事例を頻繁に目にします。
となるとタイトルで触れた今回の投資家の場合、1. 現保有物件の借り手が2024年10月末退去後、清掃等を済ませた上で11月市場掲載、2. 順調にいけば11月オファー受諾、11-12月クロージング予定と仮定、同時進行で購入物件探し、3. 無事クロージング後、そこから45日以内、つまり12-1月を目処に新たな物件との購入契約締結を目指すことになります。ここで気になるのが、秋ー冬は春ー夏に比べると不動産市場が活発ではないという点ですが、確かに一般的にはケンタッキー州・オハイオ州とも学校の夏休みに当たる5-8月が、最も動きがある時期と言われます。ただ秋ー冬でも諸事情で家を売り出す人はいますし、その時期に探す買い手もいるんですよね。
また春ー夏と比較して、売り手・買い手とも競合が少ない点を考慮すれば、11-1月辺りは好機になり得ます! 以上、まずは11月の売り出し開始時、こちらのブログでも紹介しますので、興味のある人は気軽に問い合わせくださいね。
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